◆ダレン・シャン/奇怪なサーカス(以下続・12巻完結+外伝)◆Darren Shan/小学館
いつも踏んだり蹴ったりなダレン少年*
イラストちょっとネタバレです*


この本のすごさは、物語の2/3を終えたところから始まる気がします。
児童文学には異色な、かなりダークな内容で、これってどうなの・・・?とか思っていたんですが。その過程があってこそのラストの圧巻さよ!
もう、涙なしには読めませんでした。大の大人でさえ挫けてしまいそうな衝撃。襲い来る運命から逃れようとあがくダレンの姿には、胸が締め付けられる思いです。
これ、小学生の時に読んでいたとしたら、かなりトラウマになっていたのではないかなぁ・・・。

1巻のラストが余りに強烈過ぎて、2巻、3巻が普通の物語に感じてしまいます。面白いは面白いんですが・・・。闇の部分に焦点が固定されてしまったからなのだろうか・・・。う〜ん。

1巻と、2巻以降の「シルク・ド・フリーク」の全体像がガラッと入れ変わるのもナルホド〜。明暗が一転した感じがします。
とにかく、ただの血なまぐさホラーで終わって欲しくない!と熱望してしまいます*
クレプスリーとの関係ももっと上手くいくといいな〜。ホントの親子のように。

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