イラストちょっとネタバレです* |
この本のすごさは、物語の2/3を終えたところから始まる気がします。 児童文学には異色な、かなりダークな内容で、これってどうなの・・・?とか思っていたんですが。その過程があってこそのラストの圧巻さよ! もう、涙なしには読めませんでした。大の大人でさえ挫けてしまいそうな衝撃。襲い来る運命から逃れようとあがくダレンの姿には、胸が締め付けられる思いです。 これ、小学生の時に読んでいたとしたら、かなりトラウマになっていたのではないかなぁ・・・。 1巻のラストが余りに強烈過ぎて、2巻、3巻が普通の物語に感じてしまいます。面白いは面白いんですが・・・。闇の部分に焦点が固定されてしまったからなのだろうか・・・。う〜ん。 1巻と、2巻以降の「シルク・ド・フリーク」の全体像がガラッと入れ変わるのもナルホド〜。明暗が一転した感じがします。 とにかく、ただの血なまぐさホラーで終わって欲しくない!と熱望してしまいます* クレプスリーとの関係ももっと上手くいくといいな〜。ホントの親子のように。 |